分からないことを調べる仕事

仕事で実務集や質疑応答などの書籍を読むことがある。

で、こちらとしてはほんとに困っているのだが、大体こういった場合、書籍にこちらの求めていることが掲載されていることは少ない。

組織再編の決定版!みたいに謳っている書籍など、藁にも縋る思いで手に取るが、大体、それ税制改正の解説のあらすじらへんに書いてましたやんという感じの内容が書かれている。

 

情報は網羅的に


税制改正の解説というのは、毎年税制の改正が行われるのだが、その改正内容について趣旨や詳細な内容を財務省の改正担当者が解説するというもので、財務省のホームページで過去の分にわたって確認することができる。

改正についての基本的、応用的な取り扱いが解説されているので、これと税法を抑えていれば、本当は実務書などはいらないのかもしれない。

ただ、全部の税法について把握はできないし、する必要はないということで、やはり自分の知らない分野については実務書などに頼ることになる。

そうなった場合、こちらとしては網羅的に情報が提供されることを期待するが、あらすじだけとか、もしかして著者が知らないことは省いているのではないかというような書籍が多くある。

 

結局は自分で調べるしかない


書籍を読んでも情報を得られなければ、条文、通達などをもとに自分で調べるしかない。

あとは、税制改正の解説で調べたいことに触れられているときの解説を探す。

それでも分からなければ、その分野の超詳しい先生に聞く。

この他の解決方法として、税理士会の相談コーナーや、公益財団法人日本税務研究センターの相談窓口を利用する方法もある。

ただ、以前ほんとにわからなくて日本税務研究センターを利用したところ、日本税務研究センターも分からないという回答を得たことがあり、結局は自分で調べるしかないのだと思う。

 

思い込みを捨てる


調べるとき、結果はこうなるんだろうなとか、あの人はああ言ってたなという事前情報は頭を混乱させる。

こういった情報は、そのうち結果はこうならないといけないとか、情報源のあいまいな情報を確かな情報と錯覚したりする。

あと、とことん調べると調べただけで満足して、そのあとの検証をおろそかにしてしまうが、そのあとの検証がとても大事だと思う。

そのほか、調べた結果が実際の取り扱いと真反対ということがたまにある。

これはもう、原因を調べるしかない。

もう11月だ。

今年もあと2ヶ月しかない。

写真は去年の11月、島根へ行った時の荒れ果てる日本海の写真。

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