無知が災いを招く

台風が去った。
大阪はほぼ影響なく、ただの雨という感じだった。
栃木や長野が結構大変なことになっているみたいだ。
家が水没しているのとかを見るとどうしようもない気持ちになる。
ただ、今や人口は減少する一方なので、地方の隅々まで防災やなんやらとインフラを整備するのは難しいし、都市圏でも自然災害に完璧に対応するのは難しだろう。
命が惜しければいち早く安全な場所に避難するしかない。

無知は裸の王様

今の仕事で多いのが株価の算定だ。
上場していない会社の株価を相続税とか法人税の規定に沿って評価したりする。
たまに、過去にどこかの税理士なりが評価した評価を見ることがあるが、えっというようなミスをしていることがある。
おそらく評価に関する規定を知らずに評価しているのだと思う。
ミスにより株価はとても安くなっている。
間違った評価額での株式の贈与について特に何もおとがめはなかったようで、ばれなければラッキーなのかもしれない。
知っていれば、そんなことはできないし、意図的にそんなことをすれば、後々罪の意識にさいなまれることになる。
実は、先日自宅で仕事する用のメカニカルキーボードを購入した。
間違って英語キーボードを買ってしまった。
日本語は打てるのだが、普段使っているキーボードと配置や操作が若干異なる。
それを知らなかった。
使っていて、打てないキーがあったりして、不良品だと思い、販売業者に返品と返金の旨を連絡したら、すみませんと連絡があった。
で、後日分かったのだが、英語キーボードだと操作が違うということだ。
販売業者もちゃんと知識があれば、そこで英語キーボードが原因で、不良品ではないと言えたと思う。
こっちも知っていれば不良品だなんて言えなかった。
無知は怖いし、ある意味無敵だ。

クライアント先で同族からの不動産の集約を実施する相談を受けていた。
不動産鑑定を入れ、まあ時価としてかなり妥当な金額で集約の話も結構うまくいっている様子だったが、何も知らない所有者の息子が、適当に調べた不動産時価情報をもってきて、売買の金額が低すぎると言い出したので、話がご破算になった。
どうも調べた不動産時価情報は実際の対象不動産からとても離れた繁華街の情報のようだった。
無知だからこそ言えるというか、専門家などから見たら、自身の無知を証明しているかのような感じだったが、本人はしてやったりというような感じで満足げだったが、その他大勢の者からすると迷惑極まりない出来事だ。

ちょうど一年前の日曜日は焼き肉を食べていたみたいだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です