管理者の不足

決算などをしていて、前年比で利益が増えていたり、売り上げが増加しているところが多いなと感じている。

これが働いている人に還元されればいいと思う。

その反面というか、人不足がどこの会社でも深刻だ。

 

マンパワーの不足と管理者の不足


人不足の原因は大きく2つある。

労働力の不足と管理者の不足だ。

労働力の不足は採用を積極的にして、給与を上げれば何とかなっているところが多い。

人材派遣とかもだいぶ浸透しているようで、これも利用している会社が一般的になっている。

問題は管理者の不足の方が大きい。

管理職専門の仲介会社などがあり、紹介を受けることは可能かもしれないが、なかなかマッチする人は見つからないことも多い。

 

どうしたらいいのか


第一には社内で長期的に育てる必要があると思う。

経営会議を開いて、将来どうするのか考えて計画を立てる必要がある。

将来どうするのかを考えるには管理者の他、後継者についても考えると思うので、管理者の育成も事業承継の一つだと思う。

いい製品、技術があれば会社は存続するのかもしれないが、それを支えるのは人なので、まず第一に人を考えるべきだと思う。

もう一つは、なかなかマッチする人がいないと書いたが、会社の事情を知っている人、会社に縁のある人がいいと言って仲介会社などを食わず嫌いして敬遠するところも結構多い。

その結果、待っているだけの状態になりいい人に巡り合えずそのままになっている。

売上が増加している感じがしているのと同様、管理者の高齢化も感じている。

待っていたらもう60代後半、70代、80近くの管理者しかいないというところも少なくない。

 

計画を考える必要がある


先ほどの通り、会社で話し合って方針を検討し、計画を立てるべきだと思う。

人のこと、事業承継も経営課題の一つだ。

いい人が育てば将来EBOやMBOにつながるかもしれないし、M&Aするときの付加価値にもなる。

オーナー会社でなかなかこういったことが話せない環境であるなど積極的に動けないところもあるかもしれないが、ぜひ経営課題の一つとして取り組むべきだと思う。

 

ちゃんと探せば見つかるはず。

人が足りない

会社の総務、経理、製造どこも人が不足しているようだ。

人口が減っているので、当然だと思う。

そんななかで、大学の進学率は60%くらいあるようなので、なおさらだと思う。

外国人労働者を欲する気持ちも理解できる。

 

まずは国内から


やべえ人が足りねえ、外国から補充というのはあまりにも短絡的だと思う。

会社としても、今の人員もしくはさらに減少したとして、対応可能なように業務の効率化を検討すべきだ。

国として、日本は製造技術の国と考えているのであれば、高卒で社会にでることができるような風潮にすべきだと思う。

官僚の人は先のことまで考えているのかもしれないが、消費税の増税や外国人労働者の受け入れなど短絡的な施策ばかりが目に付く。

 

中間世代も不足している


中小企業でよくみられるのが、40代、50代で管理ができて、もう少ししたら会社の運営に携われる人の不足だ。

人はいるのかもしれないが、なかなか需要と供給は一致しない。

次に向けてこういった人を探すのも一つの事業承継だと思う。

目先の利益、売り上げも重要だが、人を探すことや業務の効率化も考えないといけない。

 

管理者等を外注する


管理者が必要な場合、その管理者を税理士事務所などの外部に委託するというのも一つ考えられる。

顧問税理士なんかだと、会社の事情も分かっているので話は早いと思われる。

ただし、通常の従業員のような働き方はできないので、それこそ会社内での働き方改革が必要だ。

個人的には高校を卒業して、一回働いて、働きつつ大学に通うというのも魅力的な生き方だと思う。

なんというか、高校へ行って、大学に行ってというエスカレーターの状態が悪循環の1つの原因だと思った。

ボールペンといえばjetstream

替え芯を準備していつでも使えるようにしている。