50代、60代で起業

会社設立、起業といえば40歳くらいまででするようなイメージが個人的にあった。

現状において会社設立や起業の相談を受けるのは知り合いなどが多いが、やはり30代、40代の方がほとんどだ。

ただ、個人的には50代、60代で起業というのもおかしくないと思っている。

 

設立前に事業性などを検討


会社を設立するだけであれば、7万円くらいから設立できて、年間の維持費も税理士費用くらいだろうか。

何かを開発する器具や、専門的な道具をそろえる場合、最初に在庫を仕入れる場合はプラスアルファで資金が必要になる。

この場合は、投資分の回収が回収できるかなどを考えないといけない。

器具をそろえるのにちょっとお金が必要ということであれば、政策金融公庫から融資を受けることもできる。

融資を受けるには、始めようとする事業の事業性や将来性などを検討する必要がある。

ただ、事業性なんてないと思うようなことでも、意外とニーズがあったりする場合がある。

設立前に商工会議所へ出向いたり、大阪なら産創館などで相談したりして、事業を具体化する必要がある。

 

想定される方


サラリーマン時代に専門的な仕事をしていた方や、趣味が高じてという方など、入り口はいろいろだと思う。

私が何か始めるとすれば、スリランカ関係になるのだろうか。

スリランカ料理のレストランか、スパイスの栽培・製造・輸入、中高年向けのスリランカ旅行の企画などがスリランカ関係だと思い浮かぶ。

他には、料理教室や、PCとスマホの教室などもいいかもしれない。

 

関われること


事業を具体化するためのサポートや、法人設立のサポート、会社運営のサポートなどの他、例えば、早期退職した方などで退職金を受け取った方などに対する資産管理のアドバイスなども可能だ。

どうしてもお金の面が気になりがちだが、手許現金と今後の収入(年金)などから、事業をどのように運営するか、現在の資金をどのように運用するかなどについても相談を受けることができる。

会社設立と聞くと、身構えてしまうがそんなに大層なことではない。

年金は奥さんに渡して、自分は事業で小遣い稼ぎという感じで始めるくらいがいいかもしれない。

とかいいつつ、スリランカの写真を見ていたら、リタイア後はスリランカとかに住むのもいいかもしれないと思えてきた。

会社を設立した

何かしらあれば使えるのではないかと思い、会社を設立した。

思い立ったが吉日で、その日のうちに書類を作成し、その3日後くらいには設立登記の申請までできた。

その後、法務局の書類チェックがあり、申請から1週間後には会社が完成した。

今回設立にあたってはfreeeの会社設立を利用した。

ネット上で必要な情報を入力すると設立に必要な書類が完成し、申請前の書類電子化に必要な司法書士まで手配してくれる。

設立までのコストは65,000円。うち5,000円が司法書士への手数料だった。

設立までの流れは以下の通り。

①freeeで必要事項入力

②会社実印などを通販で作成

③freee経由で司法書士へ書類送信

④個人の口座へ資本金を振込み、振込後の通帳をコピー

⑤司法書士から戻ってきた書類その他を印刷して、②で注文したはんこで押印

⑥書類を法務局へ持ち込み

 

登記完了後、税務署や市町村へ開業の届け出などをし、ジャパンネット銀行などのネットバンクで口座を開設すれば、すべきことは完了する。

今回は株式会社でなく、合同会社を設立した。

違いはちらほらあるものの、設立にかかるコストが合同会社のほうが安い。

特に何かするでもないが、設立の流れなどが把握できてよかった。

 

ちなみに会社の名前は、下の写真に由来している。

書類紛失?

会社設立に伴い、社会保険の手続をした。

手続きといっても簡単で以下の書類を年金事務所へ提出するだけだ。

①健康保険・厚生年金保険新規適用届

②健康保険・厚生年金被保険者資格取得届

③被扶養者(異動)届

 

①は会社自体が社会保険の適用事務所になったことを届け出る書類。

②は従業員が社会保険の資格を取得するための書類。

③は従業員の配偶者や子などについて従業員の社会保険を適用するための書類。

 

若干記載例を見てもわからない部分があるが、なんとなくで作成することができる。

私も自分自身で作成し、年金事務所へ持参した。

この際、③の被扶養者(異動)届に配偶者の年収を記載する部分があるのだが、

年収が一定額を超えていたため、配偶者の直近3ヶ月の給与明細が必要ということで再提出を求められた。

めんどくさい手続きは早めにということで、早速妻から給与明細を預かり、指定された宛先へ郵送した。

 

いっこうに保険証が来ない、書類紛失?


①から③の書類はどうやら、年金事務所から協会けんぽという健康保険を管轄する別の団体に回付されているようだ。

というのも、私自身の保険証は比較的すぐに来たものの、妻の分が全く来ずで、健康保険を管轄する協会けんぽに問い合わせた所、年金事務所から書類が来ていないという回答を得たからだ。

そこで、年金事務所へ問い合わせをした所、③の書類が来ていないとのことだった。

確かに送った旨を伝えるものの、別に簡易書留や特定記録などの記録が残るもので送っているわけでもないので、送ったことを証明することができない。

再提出かなと思いつつ、どうしたらいいか聞くとやっぱり再提出だった。

こういった書類は簡易書留などで証明できるようにすべきだなと思った。

それと年金事務所の言い分がちょっと耳障りだった。

担当者いわく、「郵便事故というのもあるかもしれない」、「こちらも書類が大量に来ていて探すことはできない」とのこと。

ちょっとなと思った。

 

改めて書類を送付(簡易書留で)したものの、そういえばハンコ押すの1ヶ所忘れてたなと思い出し、なんだかもやもやしている。

 

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3年前の5月の写真。

3年前のこの時期は長野県の木祖村で開催されているtaico clubに参加していたようである。

写真はBOREDOMSのセット。

EYEさんが真ん中でなんかしながら、4人のドラマーが周りを囲むというなんとも素敵なステージだった。

freeeで会社設立の方法

最近会社を設立した。

Trincomalee合同会社という。

株式会社ではなく、合同会社にした。

私の場合、出資するのは私のみで今後も誰かが出資することはないので合同会社という選択をした。

ただ、今後誰かが出資する場合や、会社を大きくしていく場合などは株式会社にすることをおすすめする。

 

株式会社ではなく合同会社を選択してもいい方とは


株式会社との違いを理解している方は合同会社でよいと、今回自分自身が合同会社を設立して思った。

合同会社は株式会社と異なり、作るときのコストが安い。

株式会社が20数万円ほどかかるのに対して、合同会社は7万円程度で済む。

ただし、出資者の議決権の違いや、出資持分に対する評価の原則的な違い、上場ができないことなど、今後の運営に影響が出るかもしれない制限などが合同会社にはある。

役員に任期がないとか、公告義務がないといういい面もあるが、影響が出るかもしれない部分に対して、定款等で対応することができる方でないとのちのちトラブルになる可能性があると思った。

 

以上を踏まえてfreeeでの設立方法


freeeで会社を作る場合、まずは会社設立フリーのサイトへ行って、必要事項を入力する。

会社の名前、住所にする場所、代表者の情報、出資額、会社の事業目的などを入力する。

一通り入力が完了すると、会社設立に必要な書類が概ねでき上がる。

出来上がった書類には電子署名などが必要で、この段階でサイト経由で司法書士へ依頼する。

依頼すると司法書士からメールが来て、電子署名などにかかる費用の入金依頼が来る。

入金すると手続きが進む。

この手続と合わせて、会社の印鑑などを注文しておく。

フリーでも注文できるが、ちょっと高い。

手続き完了後、出資金の振込やフリーが準備した書類の印刷、押印などをして法務局へ書類を持ち込む。

そうすると10日後くらいに会社設立の手続きが完了する。

 

ここまで紹介したものの


物は試しに、フリーで設立してみたが、これにもいい面とあまりな面があると思った。

いい面は自分で作れるところと安いところ。

自分である程度書類を作成したり、法務局へ行ったりするので全体の流れは理解できる。

ただ、一般の方の場合何度も会社を作るというのは稀だと思うので、流れなんてどうでも良いいと思う。

また自分で作れるということは、専門家のアドバイスを受けることができない。

例えば定款のここはこうした方がいいとか、事業目的は将来を見据えてこうしたらいいとか。

あとは設立後に役員変更や、増資、定款の変更、合同会社から株式会社への変更など、手続きをしないといけないときに、

フリーで会社を作っている場合、新たに手続きを依頼する司法書士を探さないといけない。

設立から司法書士に依頼していると、こういった手続きも引き続き依頼することができる。

 

会社設立を検討している方へ


とりあえず初期費用を抑えたい場合にはフリーで設立するのはありだと思う。

ただし、会社を大事にしていきたいと考えている方は、信頼できる司法書士を見つけて設立を依頼する方がいいと思った。

また、会社設立後は税務署への届出や社会保険の手続が必要で、実際に動き出すと経理をしたり、役員報酬の設定をしたりと、なんだかんだと手続きなどが出てくる。

こういった手続きをコストと捉えると、司法書士や税理士に手続きを依頼するほうが安くつくのではないかと思った。

自宅の近所で海藻を干しているお宅を見つけた。