宗教法人への課税

お盆などでお寺へ出かけたり、お坊さんが仏壇に参ってくれたりということがあった。

こういうイベントがあると宗教法人について考えたりする。

罰当たりなことかもしれないが、今のお寺のしていることは不動産業とサービス業なのではないかとか。

不動産業とは墓地の管理など。

サービス業は盆やお彼岸のお経をあげていただく行事。

お寺ではこういった際に受け取るお金に税金はかからない。

 

信仰の自由、お寺の歴史


日本に仏教が入ってきて、歴史を見てみるとお寺が結構重要なところで出てくる。

比叡山の延暦寺などは武装した僧侶がいたそうで、その当時の物資の流通を握ったりして、財を成したというようなことも聞く。

個人的な意見であるが、人々の信仰心からお布施や寄付をするというシステムはお寺が作ったものだと思う。

現代でもそれが続いていて、お墓や年に何度かの行事へと引き継がれていると思う。

あくどい見方をすると、こういった行事を根付かせて一定の収入を確保している。

こういった収入に対して法人税はかからないが、ある程度システマチックにしているなら法人税を課してもいいんじゃないかと思ったりもする。

強く思ったのが、お墓の広告をお寺の壁に貼り付けているのを見たときで、永代使用料60万円とかでてたりすると、不動産屋と同じじゃないかと思えたりする。

 

とはいうものの


やはりご先祖さんや亡くなった方を供養するのは日本では一般的で、供養したお寺が廃れていくのはやり切れない感じもある。

そういう意味ではお布施や永代使用料に対して課税をしないというのは納得がいく。

納得がいくものの、イベント化していたり、不動産業化していたりするとなんだかなと思ったりもする。

ちなみに、欧米では寄付文化が根付いて日本では根付いていないというが、日本ではこういったお布施などである程度一般の人も寄付をするという文化があるのだと思う。

たまにチャリティとかいってテレビの人たちが何かやっていたりするが、一般の人はそういったことに負い目を感じる必要はないと思う。

 

お寺にもいろいろあるし、信仰の仕方にもいろいろある。

この辺を法人税の課税のために分類するのはとても難しいことだと思う。