誰が意思決定するのか

紹介を受けて、その会社に伺うことがある。
何も問題がないですよというようなことを言われるが、聞いていると「あれ?」と思うことがたまにある。

問題の解決は難しい

粉飾や事業の承継、その他諸々の問題を抱えている会社は多い。
創業30年、40年とかいう会社の方が問題が沈殿して地層みたいに固まっている印象がある。
経理部長に代々引き継がれる問題なんかもある。
問題があれば解決するに越したことはないので、解決方法を考えて伝えたりすることがあるが、いらんことするなというような目で見られることがある。
会社の人も面倒に巻き込まれたくないので掘り返されるとめんどくさいのだろう。
なので解決方法はあったとしてもなかなか動けず問題が解決しないままということになる。

経営者が解決するしかない

会社の場合は係長や課長、部長に執行役員などいろいろ役職があって、年功序列なので、自分自身での意思決定はなかなか難しい。
なので、取締役が問題を把握できる状態にして、解決していくしかない。
取締役、代表取締役が別の方向を向いていたりすると問題の解決は進まない。
組織なのだから、問題の共有化と解決を一丸になってすればいいと思う。
これを課長や部長レベルでとどめて鎮火するまで待つというのが多いように思う。

問題の解決にはお金がかかるかもしれない

財務の改善や事業の承継、営業方針など、外部の専門家に依頼をした方がコストはかかるけど、効果は大きい。
依頼するとお金がもったいないので、社内で会議をして、結局パッとした案が出ず、とりあえず頑張ろうかということになっているところも結構ある。
この辺も、結局は意思決定の流れが確立できていないから生じているのかもしれない。

今日は新しい仕事場で荷物を待つ。