株式は集約すべき? その②

前回、株式とは何かということと、論点となる非上場株式の問題点についてお伝えした。

非上場株式の問題点としては、相続が発生した際の評価額が驚く金額になることがあること、そんな金額にもかかわらず現金化が難しいこと、会社に関係のない親戚などが相続で株を取得する可能性があることなどをお伝えした。

 

非上場株式の問題を更に


もうずっと昔の話だが、会社は7名くらいの出資者が必要だったらしい。

現在は1名の出資者で会社を作ることができる。

7名の出資者=7名の株主ということで、その時代に会社を設立した方は株式が方々にばらけている可能性がある。

株主の中には、創業者の友達で、創業者に頼まれて株主になったという方も多く、株主である認識がないままお亡くなりになっていることもある。

また、先にも述べたように非上場株式は現金化が難しいにもかかわらず、高額になっている場合がある。

ある創業者は自身が所有する株式の相続税評価額に驚いて、その株式を息子や孫、親戚一同に分散させて自身の相続対策を行った。

確かにこれで、自分自身の相続税は低くなるのだが、分散した株式は時間が経つにつれて更に分散していく可能性があり、最終的に収拾がつかなくなることもある。

タイトルにある、株式は集約すべき?という問いに対しては、集約すべきという回答になる。

 

じゃあどうしたらいいか


株式の相続対策、承継対策を検討して、計画的に行動する必要がある。

もし、株式が分散している状態であればできる限り後継者などに集約させた方がいい。

集約も踏まえて対策を検討する。

 

対策もいろいろ


事業承継税制といって、国が整備したルールに基づく対策がある。

他には株価引き下げを実施しての贈与や譲渡、M&AやMBOなども最近は多い。

どれを実施する場合でも株式が散乱していると実施に支障が生じる可能性が上がる。

なお、事業承継税制は要件が厳しく、使いにくいと言われている。

そこで現行制度と並行して特例制度が整備され、2018年4月から利用可能になった。

ただやっぱりそもそものところが引っ掛かる。

そもそものところというのは、贈与又は相続による株式の承継を延々と継続しなければならない点だ。

特例制度では贈与税及び相続税が非上場株部分は全額免除となったが、特例自体の期限が10年なので、10年後以降は、特例利用者も現行制度に引き戻される可能性がある。

つまり、特例でひとまず贈与税など免除された方も、10年後以降にさらに次の世代に株式を承継する際には、発行済み株式の2/3を上限に、相続税額の80%という現行制度が適用される可能性があるということだ。

 

非上場株式はほっとくと大変なことになる


こういった、承継対策は現役のオーナーと会社の経営陣が集中して検討した方がいいと思う。

また定期的に株式の評価をしたり、現状で問題ないか確認した方がよい。

結構放っておきがち、見ない振りしがちだが、株式の分散が経営リスクになることなどを考えると決して他人事ではない。

 

昨年の今頃は本町でじゃがカレー食堂というカレー屋をやっていた。

写真はライオンラガーというスリランカのビール。

とてもおいしい。

株式は集約すべき? その①

株という言葉は一般的でも、実際それがどういうものなのかというのはあまり知られていないように思う。

株式に株券、上場株に非上場株、未公開株というように、何かいろいろあるように感じる。

 

まずは株って何?


会社を始めるときには会社へお金を入れる必要があるが、株はそのお金を入れた証のようなものだ。

これを株式と言ったり株券と言ったりする。株式や株券は実際に紙幣のように印刷されているものもあれば、電子マネーのように電子管理されているものもある。

会社はお金を銀行などから借りて集めることのほか、誰かにお金を入れてもらって、その代わりに株を発行することで集めることもできる。

会社にお金を入れてもらうことを出資や増資という。

このようにして発行される株であるが、巷に出回っているのはいわゆる上場株というのが多い。

株は売ったり買ったりすることができるが、そういった売り買いを取りまとめている取引所があり、この取引所に登録している株が上場株と呼ばれている。

一方取引所に登録されていない株は非上場株と呼ばれる。

この非上場株も売り買いすることができるが、取引所に登録されていないので、売っているのかどうかを知ることがほぼできない。

日本の場合、90何%かが非上場株の会社なので、かなりの数の株が非上場株であると推測することができる。

 

非上場株の問題点


非上場株は取引所に登録されていないので、気軽に売買することができない。

したがって、出資した人や増資した人がそのまま持っていることが多い。

なお、株は出資や増資により受け取ることができるが、受け取るといろいろな特典がある。

会社から出資へのお礼として配当金を受け取ったり、会社に対して意見を言うこともできる。

受け取るお金や意見の声の大きさは出資の額が大きければ大きくなる。

こういった特典は代々引き継ぐことができて、相続が発生すると、子や孫に引き継がれる。

引き継ぐことができるのはいいが、引き継ぐときには価値に応じて税金がかかる。

非上場株の場合の価値の計算方法は国税庁が定めていて、これに基づいて計算をするとびっくりするような高値になる場合がある。

これは会社の業績が良かったり、過去に儲かったりした場合に高値になることがおおいのだが、先にも述べた通り取引所に登録していないため、実際にそんな高値で誰かに売って儲けたりするというのは結構難しい。

したがって、高値ではあるけど現金化が難しく、相続の時の負担になったり、価値があると思い込んだご兄弟でもめてしまったりと厄介ごとの種になっている。

また、株を持っていると会社に対して意見を言うことができるが、何もわからない親戚が株を持ったことで意見を言うようになり、会社の経営が不安定になったりするということもある。

つづく

 

週末は自転車の予定。とても楽しみ。

最近のニュースを見て思うこと

あと数日でワールドカップが始まると知り、びっくりしている。

来年くらいにあるもんだと思っていた。

最近、海外で試合が立て続けにあるなと思っていたが、納得がいった。

最近の試合を見たが、なんとうか見るに見れない変な雰囲気が流れていたので見るのをやめた。

ワールドカップ前のパラグアイとの練習試合は勝ったようだ。

ワールドカップ、結果が重要なんだろうが、そこに至るまでの過程もやっぱり必要だとニュースや試合を見ていて思った。

何事にも信頼感は大事だ。

 

北朝鮮


もともとヤンキーが更生する話や、昔は悪かった自慢をする上司などが好きではないのだが、

北朝鮮も同じ臭いがするので好きではない。

更生するなら支援するという話自体が、地道にコツコツやってきた側からすると、なんじゃそらという気持ちになる。

独裁して国の運営を先行き不透明にしているトップを切る必要があると思う。

 

もりかけまだやってるっぽい


ネットニュースしか見ていないので、テレビの状況は分からないが、G7とかで大臣が海外に行った時も、

日本の報道の方たちは海外の空港でもりかけのことを聞いたりしているようで、ちょっと狂ってるなと思った。

あと最近の風潮として、赤組と白組でいがみ合っているような構図になっているのも嫌だなと思った。

いがみ合いもほどほどに、日本がいい国になるための議論をすればいいのにと思う。

 

結局


朝、ネットニュースを見て情報収集をしているつもりだが、頭に残るのは紀州のドンファンだけである。

結局は世間のことはほどほどに、自分自身のことを考えて生活するのがいいのだと思った。

 

先日、妻と義理の叔母とでコメダ珈琲へお茶をしに行った。

軽食気分で一人一品頼んだが、いずれもかなりのボリュームで、一品で1,000キロカロリー超えてそうな感じだった。

開業、会社設立のコスト

開業したり会社を設立したりする場合、初期では登記費用や、開業時の仕入れ、店舗の内装費用などがかかり、その後も家賃や、人件費、修繕費用などが継続的にかかり、やり繰りしつつ事業を運営しないといけない。

で、忘れてはいけないのだが、固定コストとして税理士や社労士の費用もかかるということだ。

最後の部分は費用として考えたくないかもしれないが忘れてはいけない。

税理士費用などをコストと理解いただける場合はいいのだが、知り合いからの紹介などの場合、ちょっと厄介なことになる。

紹介などの場合、無料で相談をきいてあげてほしいとあったり、料金を安くしてあげてほしいと言われることがある。

その知り合いは悪気はないのかもしれないが、結構これは税理士側にとっては重荷になることが多い。

こういった場合、相談に乗った後、今後こういうことをするという説明をするのだが、料金はこのくらいという話がしにくい。

また料金を安くしてあげてほしいと言われてしまうと、なんとなく安くしてしまう。

 

こちらの対応に問題があるかもしれない


料金の話がしにくいのも、料金を安くしてしまうのも私自身の判断なので、こういった事態になるのは判断をした私に問題がある。

ということで、誰が来ても一貫した対応をとる必要があるといつも思ってしまう。

料金を安くしたところで、何かいいことがあるかというと何もない。

たまに紹介者からの紹介が期待できると言われることがあるが、それとこれとは別の話である。

 

費用の認識を改める必要もある


税理士に、弁護士に社会保険労務士に、司法書士。

相談事にはちゃんと答えてくれるし、資料も作成してくれる。

費用がかかるがしょうがない。

ただやっぱり、なんとなく払うのもったいないなと思ってしまうのも理解できる。

なぜだろう。食欲や睡眠欲、性欲に物欲などの欲求とつながっていない費用だからだろうか。

会社にとって経理に申告は絶対に必要なのだが、重要視していないところが少なからずある。

中学高校あたりの授業で、開業の仕方とかを教えて、認識をもってもらうのがいいのかな。

なんというか最近、開業したり会社設立したものの、この辺のコストのことを考えていなかったり、そもそも何をしていいか分からないという方がいたりして、なんかちょっとなと思ってしまった。

最近すっかり、こちらの猫と遊ぶのが日課になっている。

ふるさと納税やってる?

住民税の通知がやってきた。

考えるのも嫌なので、ペイジーで一括納付してしまった。

住民税の通知を確認すると、昨年ふるさと納税した分が反映されていた。

今年もしようと思う。

 

住民税とふるさと納税の概要


冒頭にもあったように、昨年おこなったふるさと納税が今年の住民税に反映される。

ふるさと納税は所得税にも反映されるが、所得税についてはその年の確定申告で反映されることになる。

時系列としては、2017年中にふるさと納税すると、2018年3月15日が申告期限の所得税で反映され、2018年6月頃に通知が来る住民税でも反映されるということになる。(下記図を参照)

ふるさと納税により、所得税や住民税が一部ふるさと納税で補われるということになる。

補われるついでに、ふるさと納税先からお礼がもらえるということで、一般市民にとっては楽しみな制度となっている。

ただ、じゃぶじゃぶふるさと納税すればいいというわけではなく、限度額を予想してしないと、とても損になる。

 

限度額の計算


限度額の計算は、ネットで検索すると計算サイトなどが出てくるのでそこで計算すればいい。

ただ、上記の図の通り今年ふるさと納税した分が翌年納付する税金に反映されることに注意する必要がある。

限度額を把握するためには、今年の自分の収入を予想しておかないといけない。

なので、12月末あたりでのふるさと納税の駆け込み納付が増えることになる。

この時期になると自分自身の収入もほぼ確定しているのでふるさと納税しやすいからだ。

 

ふるさと納税を悪用する人たち


旅行会社の旅行券がふるさと納税のお返しであったようだ。

これの仕組みは下記図のとおりである。

旅行会社が設ける仕組みになっている。

お米やお酒なら地元の事業者にお金がまわるはずが、旅行会社に回ってしまっている。

こんなことをするから、ふるさと納税に制限がかかるし、縮小の声が上がったりする。

やめてほしい。

あと、東京都がオリンピックへの協力という名目でふるさと納税を募るそうだ。

今更という感じと、なんとなくいけてない感じが漂ってきて、オリンピックへの興味も薄れてきている。

少年野球の練習を見て思ったこと

休日の午後、サイクリングへ出かけた。

ルートは自宅から大和川をさかのぼっていって、柏原市の石川沿いを南下、そのあと河内長野や千早赤阪あたりをうろうろして、再度大和川沿いに出て、自宅というコースだった。

60キロくらいだったが、河内長野あたりは緑も多く気持ちよかった。

夏になると日中は暑くて乗れないが、朝方はとても気持ちいいと思う。

 

写真は弟と出かけたサイクリング。

島根のほうへキャンプをしながら行った。

結構坂が多かったけど、こういった道を走るのは気持ちい。

 

本題の少年野球


石川沿いはグランドが結構あり、少年たちが野球の練習をしている。

休憩がてら練習を眺めていると、コーチが怒鳴り散らしていた。

子供たちはというと、委縮している感じだった。

やだなと思って、その場を後にした。

 

バカの趣味に付き合う必要はない


少年野球のコーチなどはほぼボランティアだと思う。

ただ、この人たちは子供たちに野球の楽しさを教えようというよりかは、自分のチームを強く育て上げて、自分が満足したいという自己の満足でコーチをしていると思われる。

スマホの野球ゲームで、カードをくじで引いて強い選手をそろえて、リーグを戦うというのがあるが、それと同じ感覚でコーチをしていると思う。

なので練習という名の、練習風の何かをさせて、偶然にもセンスのある子が入ってくればちやほやして、自分も浮かれるという、ゲームですればいいことを現実でしているような気がする。

自分自身が親の立場なら、子供をこんな趣味に付き合わせたりはしない。

 

スポーツの指導は専門家へ


建物を建てるときは大工さん、税金の話は税理士というように、ある程度その分野のノウハウを持った人の意見を聞くというのが一般的と思うが、小中高のスポーツの指導はどうだろうか。

この場合スポーツの上達は二の次で、楽しさ、楽しみ方を子供たちに伝えることができたらいいと思うので、別にプロ野球選手やオリンピックの水泳選手である必要はない。

スポーツのことを理解した、教えることについて学んだ方が適任だと思う。

じゃあ教師が適任というと、そうでもない。

あの方たちは教えることを学んでいない。

それこそコナミスポーツやライザップあたりでトレーナーを育成して、中高の部活なんかはこういったところに全部委託すればいいと思う。

 

働き出してスポーツの楽しさを知った


私自身、小学生時代から何かしらスポーツをやっていた。

楽しいのもあったが、苦痛なのもあった。

働き出して、自転車に乗るようになったり、ランニングをしたりするようになった。

どちらも団体競技ではなく個人で楽しめるものなので、また別なのかもしれないが、自分のペースで走るのは気楽で楽しい。

周りのサイクリストを見ているともうちょっと頑張ろうかなという気持ちも出てくる。

もっと上達したければ本格的にトレーニング方法を学べばいい。

結局あの頃苦痛だったのは、よく分かっていない指導者によく分からんしんどい練習をさせられるのと、先輩後輩のよく分からん関係ということで、やっぱりこういったことを排除させるためにも専門家のもとでスポーツをする方がいいと思う。

surface book 2 256GB 8GBへ買い替え

surface book 2へ買い替えた。

2009年位にiPhone3GSを手に入れたときにすごいワクワクしたのを覚えているが、そんなワクワクを久しぶりに感じた。

ずっと触っていたいし、知らない機能があれば教えてほしい。

 

何がいいのか

surfaceペンが素晴らしいし、タッチパッドも使い心地いい。

画面を直接触るのは最初躊躇するが、これも慣れてしまえばとても快適だ。

YouTubeでsurfaceの動画などを見ていて、アート系の人との親和性が高いのかなと思っていたが、税理士業務にもとても具合がいい。

例えば非上場株式(取引相場のない株式)の評価では路線価図を使用する事がある。

いつもなら国税庁のサイトからPDFででダウンロードしたのを印刷して、該当の場所に蛍光ペンでマークするというのをしていたのだが、surface book 2にしてからは、ダウンロードしたのをそのままPDFで表示させて、直接書き込んでいる。

あとは調べ物したあとPDFで保管するのだが、これもPDFに直接メモを書き込んで保存することができる。

今の所PDFだけだが(笑)とてもイノベーションを感じている。

スケッチブックソフトもインストールされていて、なんか絵でも描いてみようかなという気になってくる。

そのくらいsurfaceペンは書き心地が良い。

surface付属のスピーカーも音がいいし、タッチパッドはサラサラしていて反応がいい。

ただ若干重い。1,500グラムくらいある。

クライアントのところに行くときは、タブレット部分だけでもいけそうか一度試してみたい。

支障なければ、キーボードは置いておけるので、荷物は軽くなる。

またスケッチ描いたらアップしよう。

 

以下写真。

インターフェイスは以下のように、USB3.0が2つ。細長いのはSDカードスロット。

反対側の細長いのは電源。マグネットでカチッとひっつく。

その隣はUSB-TypeC。

現在はHDMIの変換アダプターなどを挿している。

あとは、ACアダプターにもUSBが差し込めるので、USBには困らない。

 

ペンはパソコンに磁石でくっつく。

キーボードの右上のボタンを押すと、ディスプレイを取り外すことができる。

ガチっていう音が結構緊張する。

しし唐のモジュ

モジュといえばナスで、揚げたナスをマスタードや酢、ターメリックなどのソースで和えたものが料理本などによく載っている。

スリランカでモジュを食べた記憶があまりないが、日本のスリランカ料理屋さんだと結構あるような気がする。

日本人の口に合うのだろうか。

モジュというのが甘すっぱめのソースで和えたものという独自解釈のもと、しし唐のモジュを作ってみた。

夏は夏野菜が安いのでよい。

【材料】4人前くらい
しし唐2パックくらい、へたを切り落とす

玉ねぎ 半分を千切り

青唐辛子 半分

カレーリーフ 5枚位

チリパウダー 小さじ1

チリフレーク 小さじ1

胡椒 小さじ1/2

ディジョンマスタード 大さじ1

マスタードシード 一つまみ

りんごジャムかマンゴージャム 大さじ1

酢 小さじ1/2

ターメリック 小さじ1/2

砂糖 小さじ1

塩 適量

 

【作り方】

  1. しし唐を油で揚げるか、炒めるかする
  2. 油を多めにひいてひいて、青唐辛子、カレーリーフ、玉ねぎを3分くらい炒める
  3. 他の材料を入れて、2分くらい炒める
  4. しし唐を入れて1分くらい炒める

資金繰り、どうする?

お小遣い制でやり繰りしている方、一定額の生活費を預かって、食費や光熱費をやり繰りしている方と同じで、

会社も入ってくるお金と出ていくお金をやり繰りして、事業を運営しないといけない。

たまに飲み会が多かったり、ホームパーティが重なったりで、家計簿がマイナスになるのと同じで、

支払が重なったりすると収支がマイナスになる。

マイナスになる場合、貯金から取り崩せればいいが、貯金がなくなると倒産することになる。

これは何としても避けないといけない。

 

お金がない会社の特徴


お金がない会社は目先のことに囚われていることが多い。

例えば、税金を少なくしたいがために余計な経費を払っていたり、その時々で出る利益に応じて経費を使ってしまったり。

計画性があまりないので、ふとした瞬間に、お金がないという状況に陥ってしまう。

また、卸売業や受注生産の製造業など、仕入れたものを売る業態では無駄な経費を使っていなくてもお金がない状況になりやすい。

いわゆる黒字倒産というやつで、仕入れの支払いが先行して、売り上げの入金が遅れるような業態でなりやすい。

黒字倒産の会社は、経理上は利益が出ているが、売掛金が手形になったりして、現金化するのが半年後とかになり、結局仕入れの支払いができなくなってしまう。

こういった会社では、資金繰りが事業を運営する中で生命線になる。

 

外面はどうでもいいので、生き延びるための資料を作成する


銀行へ提出するための事業計画や、役員へ提出するための予算など様々な資料が日々会社では作られている。

こういった資料が会社の役に立っている場合もあるかもしれないが、数字が盛られていたり、無理な目標が掲げられていたりで、なんの役にも立たないことが多い気がする。

会社が生き延びることを念頭に、資料を作成しないといけない。

資料を作成するにあたり、書籍やネットで調べたりするとエクセルのフォーマットなど見つけることができる。

また作成方法なども記入例と合わせて記載されている。

フォーマットへ記入例通りに入力すればいいのだが、イレギュラーなことがあったりして資料の作成が進まないことがある。

こういった場合どうしてもフォーマットに合わせがちだが、この際なので会社の方に合わせて資料を作るのがいいと思う。

 

資金繰りを予測する


資金繰りでは、将来のお金の必要額を見れるようにする必要がある。

なので、将来の売上を固定するのではなく、売上を変動させて、売り上げごとの資金の必要額を見れるようにした方がいい。

3か月後の資金繰りを見る場合、受注が10として必要資金は8、これが受注15になった場合、このくらいの資金が必要というように。

事業計画では売り上げは右肩上がりかもしれないが、実際の売り上げは上下するはずで、順調に伸びることは少ない。

このようにして資金繰りを予測することで、事前に融資を検討したり、受注を抑えたり、ずらしてもらったりすることが事業運営上可能になると思われる。

 

訳あって、PCをThinkpad X1carbonから、surfacebook2に買い替えた。

また使用感など書こうかなと思っている。

今後はLenovo製品は一切買わない。

合併時の中間申告 -消費税編-

先日、法人税の合併時の中間申告について書いた。

今回は消費税。

ポイントは中間申告の要否の判定と、要となった場合の金額の計算。

なぜ注意する必要がるかというと、中間申告となった場合に対応しきれない税額が出る可能性があり、

仮決算での対応などを検討する必要があるためである。

 

中間申告の要否の判定


要否を判定する必要があるのは、合併事業年度と合併事業年度の翌事業年度。

①合併事業年度

合併法人の前事業年度の確定消費税額と、被合併法人の最終事業年度の消費税額で判定する。

②合併事業年度の翌事業年度

合併事業年度の翌事業年度は、合併法人の前事業年度の確定消費税額と、被合併法人の最終事業年度の消費税額で判定する。

それぞれ、年11回、3回、1回の中間申告の回数に応じて、除する月数や乗じる月数を変える必要がある。

また、それぞれで判定して、該当する回数の時の金額が中間申告の税額になる。

 

やっぱりめんどくさい


中間申告自体は原則として税務署から税額が通知されてくるため、こちらで税額の金額を計算する必要がない。

会社側はとりあえず要否と金額をセルフチェックで計算して、必要だなという意識さえ持っておけばよい。

ただ、税務署が上記のような判定と税額の計算をするのか、今までこのようなケースに出会ったことがないため、わからない。

かなりの件数の申告数があるなかで、合併の申告を抽出して、わざわざ算式に照らして計算しているのだろうか。

いずれにしても今回のケースでは中間申告での対応はデメリットが大きいので、仮決算で対応する予定である。

去年の6月はカレー屋をやっていた。

じゃがカレー食堂。

写真はスリランカのコロッケを揚げている様子。