2016年の4月に開業届を税務署へ提出した。
開業届を提出する2週間ほど前に独立を思い立ったと思う。
ちょっと振り返ろうと思う。
きっかけ
2015年の8月に勤めていたコンサルティング会社を退職した。
ちなみに退職の意思を伝えたのは2015年の1月。
後継が見つかるまでということで、1月以降働いていたが、いざ次の人が見つかるとその人への引継ぎなどで8月になった。
退職してふらふらと旅をして、旅の間、次はどうしようかと考えたりはあまりせず、税理士事務所で2,3年働いて独立かなと思っていた。
スリランカからのホームステイから帰ってきて、税理士事務所へ勤めるべくいくつか面接を受けたがパッとしなかった。(事務所が)
事務所側もいまいちなのが来たと思っていたかもしれない。
いいところがあるといいなと、転職エージェントに本格的に依頼しようと思っていたところで、叔父から独立したらええやんと言われ、結局その言葉に導かれて独立した。
ちなみに叔父からは叔父の会社をまずは顧問にさせてあげると言われたが、未だに進展はなく、たまにそろそろということで話を聞きに伺うものの、結局進展しない(笑)
事務所の方針
実はあまり定まっていない。
創業や開業の支援、事業承継、相続、クラウド会計の導入、組織再編など、仕事として好きかなと思いつつ当初は売りにしていた。
その後税務調査の対応などをしている中で、これも面白いなと思いつつちょっとお勧めのサービスということでプッシュした。
結局面白くない仕事は記帳代行くらいで、その他については何でも相談を受けて、こちらで対応できそうなら対応し、できなさそうなら他の税理士をご紹介するというスタンスでやっている。
ちなみに記帳代行とは、レシートや売り上げの記録を袋に入ったような状態で渡されて、確定申告などをする仕事のことをいう。
レシートを袋に入れたりするような方がそもそもあれななので、いざ仕事を受けてみると、値切られたり、作成した決算の経費水増しを強要されそうになったりするので、断るようにしている。
独立してよかったこと
合わない上司や、普通に働いていたら処理できない仕事に追われ、毎週末日曜日の夕方あたりから憂鬱になる毎日から離脱できたのはよかった。
あとは自由に生活できる。
カレー屋をしながら税理士事務所ができるし、平日が休みの方と自転車に乗りに行くこともできる。
独立前は、漠然とした不安や、責任などに対して不安を抱いていたが、いざ独立してみると、不安よりも楽しさが勝っているのか、不安で寝れなくなったりするようなこともない。
みんな独立すればいい
税理士に限らず、ちょっとでも自分でやってみようかなと思っている方はやってみればいいと最近は思う。
やってみればいいというのは無責任かもしれないが、やってみる価値はあると思う。
開業して、自己破産や倒産ということもあるかもしれないが、そこはまず開業前に周りの友人やご両親に相談したり、税理士へ資金繰りや事業計画を相談するのが良いと思う。
最近の悩み
個人事業となり国民年金となったが、将来の年金額の低さにびっくりしている。
国民健康保険も結構高く、しかも外国人の方が健康保険の使いまわしや医療費の踏み倒しをしているということで、年金や健康保険の制度にあきれている。
サラリーマン時代は見えなかったこの辺のお粗末さが独立すると見えてくる。
ちなみに開業した年の8月に、竜馬と顔はめしている妻と入籍をした。