昨日は一日作業をしていた。
償却資産税の申告書の提出をしたり、法定調書のための情報を入力したり。
電子申告の仕組み
申告書や法定調書の提出はネット経由で行うことができる。
ネットで行う場合、まずデータがPCに入っている必要がある。
このデータ自体は税務ソフトで作成したりする。
作成したデータを税務ソフト内のネットで送付できるソフトに連動させて、電子署名をつけて送付する。
ソフト内に電子申告ができる環境があるが、ソフト内の電子申告システムは、e-TaxやeL-Taxといった、国や地方自治体が運営している電子申告のサイトに接続しているようだ。
サイトに直接接続する場合、データをサイト用に変換したりしなければならないが、ソフト経由で行えば、ソフトがデータをサイト用に変換してくれる。
時間は結構かかる
書類を作ってソフト内で申告するだけなので簡単そうに見えるが、なんだかんだで1件あたり10分から20分くらいかかる。
これはソフト内のデータを連動させたり、電子署名を付したり、送付後のデータをPDFにしたりして保管する作業があるからなので、仕方ないと思っている。
たまにデータが連動できなかったり、送付できなかったりというエラーが発生して、あれこれしていると半日が経過というようなことが結構ある。
こういった場合、ソフト会社の問い合わせ窓口に電話すればいいのだが、なんと問い合わせに2,000円(税別)かかる。
おそらく、問い合わせが多すぎるための策だと思われるが、確かに気軽に問い合わせすぎなところもあるなと思い、私の場合はマニュアルで調べることにしている。
マニュアルは多いので数百ページあるが、検索をかければ大体出てくる。
ただ、これだけで1時間くらいはかかる。
そして調べても分からないとなると、大分むきになってくるので他の仕事そっちのけで、延々と調べるという最悪の状況になる。
明けて翌日
実は昨日はそんなことで夕方からソフトと格闘して、結局解決せず翌朝に持ち越した。
2つあった問題はようやく解決した。
1つはデータが連動しない問題だったが、マニュアルを改めて読んでみると、「年内提出を選択した場合はデータが連動されません」と書いてあった。
確かに来年提出を選択するとデータが連動された。
こういったことは、マニュアルに書くとともに、ソフトでその選択をした場合には「連動されませんよ」というアラートを出してほしい。
問い合わせに2,000円とる前にソフトの使いやすさや、問い合わせを減らす工夫をしたらいいと思った。
もう一つの問題は申告しようとする先の会社が選択できないというのだったが、ふと思い返すと、電子申告の情報が登録されていないだけだった。
これも「登録されてません」とアラートを出してくれたらいいのにと思った。
ソフト会社にはこういった問い合わせがしょっちゅう来るのだと思う。
改めてQ&Aを見ていると、同じような問題に対する解決策が記載されていた。
Q&Aを見つけ出すのも至難の業というか、果たして問題が起こったときにここにたどり着けるか分からないが、一応解決策が提供されていることは分かったので、これからは迷ったらマニュアル、QAをちゃんと実行しようと思った。