税理士会やその支部の集まりの人間関係がめんどくさいという話ではない。
あれはあれで、サラリーマン時代の上司との関係から解き放たれたと思ったら、また上下関係があったりして、なだかなと思う。
先日、デザイナーの方と会社の決算のことなどで打合せをしていて、商品パッケージのデザインを商品自体の3Dデータから自動的に組成するというような話を聞いたり、逆に私の仕事道具(パソコンや税務ソフトなど)の機能などについて聞かれたりして、説明しているとえらいめんどくさいことをしているなと思い、まためんどくさいことに慣れてきてしまっていると感じたので、効率化の足掛かりになればと思い記事を書くことにした。
税理士業務での問題
税理士業務で決算というのがあるが、これは何だかわからないけど、やっていると一日が終わってしまう仕事の代表だ。
一日が終わってしまう原因は、会計ソフトと税務ソフトの連携がないことや、申告のためのデータ作成が考えられる。
連携がないことで会計ソフトで記録した年間の取引の情報を税務ソフトへ手動で転記したりということが生じる。
なぜ手動で手間をかけてまで転記するのかと考えると私の場合は、税務ソフトで電子申告するためである。
よく考えると馬鹿らしいが、そのためだけの作業だ。
あとは申告書に必要なデータが会計ソフトの素のデータでは足らずのため、加工する必要があったりというところで手間取っている。
事務所を一人で運営している身としては、こういった作業系は付加価値でも何でもないので減らしていきたい。
理想はあるがまずは現実的な解決
会計ソフトと税務ソフトの連携をあきらめて、会計ソフトでの作業に手間をかけることが考えられる。
会計ソフトの初期段階で、設定と条件を詳細に決めて、ルールに基づいて処理をすると会計ソフトでできることは多い。
初期段階の作業を飛ばして、日ごとのめんどくさい作業に慣れてしまっているという悪い循環になっているので、改善すれば結果が出るような気がする。
連携を諦めることで、ネットで税務署へデータを送ることができていた分が郵送になる。
この辺が手間になってしまうが、転記の作業に比べたらましかもしれない。
また会計ソフト側で足らないデータをcsvではきだして、簡単に加工できるようにするという意味でも、初期段階の作業は重要かもしれない。
会計ソフトを入れ替えるときは初期設定を入念に
税理士目線で書いたが、会計ソフトの初期設定を詳細にすることでメリットがあるのは税理士だけではない。
会社の経理担当者や財務担当者の場合、会計データから財務分析や資金繰りなどを作成すると思われるが、
詳細に設定することで、この辺の分析にあたってのデータの収集が楽になると思われる。
また、整理された状況で作業をすることでミスが防止されたり、発見しやすかったりする。
これまで何気なくめんどくさいと思いつつ作業をしてきたが、自分自身が何をしているのか今一度整理しようと思った。
電子申告のシステムとして国はe-Tax、地方はeLTAXと分かれている。
これがそもその元凶の一つ。
効率化を微塵も感じさせないページ構成に、ユーザーを無視した情報量。
どちらも推奨環境がインターネットエクスプローラーのみだったりする。