プラモデルみたいなワンルームマンションが続々と建設されている。
黒い壁に赤い柱のマンションや、風が吹いたら吹き飛びそうな壁の作りのマンションがあまりにも無秩序に作られているのを見て、もぞもぞしている。
もともと、古いビルや公団など、ちょっと年代物の建物を見るのが好きだ。
こういった建物は作りがよい。
内装を整えれば、とても快適に住めるし、外観もいい場合が多く、まだまだ利用できると個人的に思っている。
それに比べると最近のアパートローンの加熱で建てられるマンションは受け付けない。
景観的に止めて欲しい
空いた土地に建物を建てるのは自由だが、いやいやそんなところに建てなくてもという所に、
エキセントリックなマンションが建ったりする。
バブル時代のマンションなんかも結構奇抜だが、最近のはちゃっちい上に奇抜なので、なんというか趣がない。
造りがしっかりしていると、廃墟になったときもいい感じになるのだが、最近のはボロくなるだけだ。
孫の世代に残せても始末に困る
施工会社などのウリ文句として次世代やその次の世代へ資産を残せるというのがあると思う。
ただ、見た感じ最近経っているマンションの寿命は20年から30年くらいの気がする。
気がするだけで、50年、60年いけるのかもしれないが、そこまでしぶとく残っている状況は想像できない。
子の世代まで残ったとしても、引き継いだときにはボロボロになっていて、収益性はなくなっていると思われる。
本人の相続対策として建築されることが多いと思うが、正直引き継いだ方は迷惑な気がする。
そもそも儲からない
収支計画や資金繰りを不動産会社などから見せられると、結構行ける感じで作られているのだと思う。
どういう感じで作ると行ける感じに見えるか考えてみると、
前提として、家賃の下落は考えられていないのではないだろうか。
また減価償却部分が余裕資金として提示されている可能性がある。
通常、減価償却費部分の余裕資金は修繕の積立などに充てるべきで、この部分から返済や生活資金に流用すると今後の修繕が不可能になる。
家賃も5年もすると落ちる。
消費税の還付スキームは難しいと思うので、この辺は流石にウリ文句にはなっていないと思われる。
相続対策になるか
キャッシュを建物などの不動産にすると相続税計算上の評価額が下がる可能性はある。
なので相続対策にはなる。
ただ、今後劣化していく物件を相続した次の世代にとってはちょっと迷惑かもしれない。
そんなことならキャッシュで相続したほうが相続税は高くなるがいい気がする。
セカンドオピニオン受け付けています
マンションの営業を受けている方は、一度ご相談ください。
収益性や資金繰り、相続対策としてどうかなど検討します。
こういう感じの建物が好き