政治資金監査人の登録時研修というのに参加してきた。
税理士や会計士、弁護士がお金を払えば登録できて、登録後実務を行うためには登録時研修が必要とのことだった。
登録までは簡単で、税理士会に証明書を2,000円くらい支払って発行してもらい、その証明書と印紙15,000円を貼り付けた申込書を政治資金適正化委員会へ送ると、登録証が送られてくる。
あとは登録時研修に参加のために1,500円を印紙で支払って登録完了となる。
なぜ登録したのか
誰かに政治資金監査人の資格を持っていないか聞かれて、持っていなかったので取ろうと思った。
政治の世界とつながりがあるわけではないので、今後この資格が活かされる機会はないかもしれない。
また今日の研修を経て思ったのは、政治資金監査人の仕事自体は全然楽しそうじゃないということ。
収支報告書の支出部分について、ちゃんと作成しているかどうかをチェックリストに基づいてチェックするだけである。
ただ政治の世界とつながりができるのはいいかもしれない。
なお、今日は普段あまり目にしない政という字をテキストで見すぎて、政という字がとてもおかしく見える。
何をする資格か
国会議員が代表の政治団体などは収支報告書を作成する必要がある。
これの支出について、適切に資料を作成して、領収書等を適切に保管しているかというのをチェックする仕事である。
なので、別に支出にキャバクラがあるとか、変な支出があるということを見つけて報告したり、問い詰めたりする仕事ではない。
今日の研修でも何度か、それは仕事ではなく、所定のチェックリスト通りに資料の確認をして、所定の文言で報告書を作成するようにと言われたので、出過ぎた真似はするなという感じがひしひしと伝わってきた。
誰が受注するのか
誰が受注するのか見当がつかないが、国会議員自体がほぼ東京にいると思われるので、東京の人が受注するのではないだろうか。
大阪にいてやすやすと受注できるようなものでもないような気がする。
それとも各国会議員の地元の税理士が受注するのだろうか。
というか、政治家って何なんだと今日一日政治資金監査人の研修を通じて考えていた。
私たちにとって全然身近ではない。
あと選挙で当選させてもらっている割には偉そうである。
結構権力は集中するし変な仕事だ。
我々の生活は政治に左右されがち(消費税とかの法律の改正で)だが、政治家のに右往左往させられる筋合いはないよなとかと思ったりもする。
事務所の物件見学へ行ってきた。