相続があった時や、上場していない株式をやり取りするときなど、相続税や贈与税の計算をするが、その過程で不動産を評価する場合がある。
土地の評価は路線価と呼ばれる道路についている1平方メートル当たりの単価に面積を乗じて計算するが、土地の形状に応じて、計算の補正をしたりする。
前職でたくさん不動産の評価作業をしたが、現況を見に行くということはなかった。
車で通りかかって偶然確認できることがたまにあったのだが・・・
実際に見て理解できることがある
現況を見に行かないメリットとして、見に行く時間を節約できるというのがある。
ただ実際の状況が分からないというデメリットがある。
このデメリットは評価作業をする側にとって結構影響が大きい。
暗い道の中を手探りで進んでいるような状況なので、これが何十件、何百件と続くとかなり疲労する。
実際に見ている場合、評価の過程でその場所が想像できるので評価作業におけるストレスは軽減されるように思う。
正確な測量はできないが
測量士でもないので、正確な測量はできない。できて、間口の距離や奥行をざっくりと測れるくらいだと思う。
そもそも地積測量図がすでにある場合などはCADで間口距離など正確に測ることができる。
なので実際に現況を見るというのは、正確に測量するというよりかは、評価作業をスムーズに進めるために必要なものなのだと思う。
この辺、時間がもったいないからと省きがちだが、むしろ現況確認の時間を省く代わりに作業時間が増えるということもありうる。
ちょっと余談
現況を確認することでイメージすることができるのがポイントで、これはどんなことにでも言えることだと思う。
初めての仕事でも何らかのイメージがあれば進めやすいし失敗も少ない。
初めてのことを躊躇するような場合、イメージが不足しているのかもしれない。
北浜を歩いていたらみつけたヒサヤ大黒堂。
北浜に本社がある痔の薬の会社。