昨日は税理士会支部の仕事で、研修運営の手伝いをした。
ついでに研修にも参加した。
今回の研修内容は、税務調査で否認されないためのカルテの利用みたいな内容だった。
賠償件数は消費税、賠償金額は相続税が多い
税理士の大半は賠償保険に入っている。
制度適用を間違えて生じた税金の増加などに対して、賠償請求されるケースがあるが、その場合に保険が適用される。
消費税の平均賠償額は300万くらい、相続税は900万くらいの賠償額が生じているらしい。
消費税はややこしすぎるのが原因で、相続税はあまり知らずに手を付けるのが原因だと思われる。
そういう状況になる税制がおかしい
書類の添付漏れや、条文の勘違い、評価の誤りなどが起こりやすいが、税理士の問題に加えて、制度の問題もあると思う。
制度を簡潔に、人力に頼らない手続きにしてしまえば、うっかりミスや勘違いは激減するのではないだろうか。
税務調査やコンサルのDDでこういった間違いが発覚して揚げ足を取られて袋叩きにされるケースがあるが、そもそも制度が悪いのではないかと思う。
ただ、現行の制度ではそんなことは言ってられない。
間違いは間違いなので賠償請求があって、確定すれば賠償するしかない。
そういう意味ではチェックと記録を残すことは自分自身のために必要だと思った。
話はもどって、委員の仕事で研修によく参加するが、参加する研修はいつも臨場感がない。
テープでも流しているかのような緊張感のなさである。
appleの製品発表会みたいなのが始まったらそれそれでびっくりするかもしれないが。
スピーチや討論は、その方法について学ぶ必要があると思う。
学べばある程度はできるはずだ。
それに比べて日本企業の社長の製品発表会は何とも言えない感じがある。
とりあえずヘッドセットのマイクをやめた方がいいと思う。
もっと自分のことだけに集中しよう。