記帳指導という仕事をしている。
この仕事は税務署からの依頼によるもので、税務署が事業を始めた方向けに経理で困っていないか案内を出し、困っている方に対して税理士を派遣している。
派遣されると何件か事業を始めた方を紹介され、8月くらいからその年の確定申告まで、3回から4回ほど経理や確定申告の仕方をレクチャーする。
これまで何人かの記帳指導をしてきた。
始められた事業は鍼灸師、デザイン、ネットビジネス、トレーナーなど様々だ。
small is beautiful
記帳指導を通じて事業を始められた方にお会いしたが、全員一人でされている方たちだった。
配偶者が手伝うというのもなかった気がする。
当然事業を始めたばかりで、人を雇う規模がないというのがあるかもしれないが、記帳指導の間お話とかをしていると、規模の拡大を目標としている方は少なく、一人で、ニーズに応じた仕事をするという方が多かった。
で、ふと肥後橋のカレー屋さんkalutaraで知り合ったスリランカの人に言われたsmall is beautifulという言葉を思い出した。
規模を大きくすること
私の場合は自分のノウハウを、必要としている方に提供することを目的としているので、人を雇うことはないと思う。
翻って見ると、規模の大きな税理士事務所などは平準化されたノウハウで効率よく、安価にサービスが提供できる可能性がある。
例外的に規模の大きな税理士事務所でも高度に平準化されたノウハウが蓄積されている場合は高くなる。
ただ、価格やサービスの質は依頼してみないと分からない。
分からないが、税理士事務所で規模を大きくする場合、職員の知識と業務遂行の平準化のために何らかの施策は実施すべきだと思う。
こういった作業は50名、100名という規模だと実施する時間や手間がとれると思うが、10名、20名といったところだとなかなか時間が割けないというところも多いと思う。
こういった場合、10名、20名のグループを3名、4名のグループに分けてしまうことも考えられる。
ただし3名、4名のグループが少数精鋭である必要があると思う。
そうなってくるとやはり、一人または少人数で事業をするというのが今の時代合っているような気がする。
自画像を描いたけど、まあまあ似ている気がしてきた。