資金繰り、どうする?

お小遣い制でやり繰りしている方、一定額の生活費を預かって、食費や光熱費をやり繰りしている方と同じで、

会社も入ってくるお金と出ていくお金をやり繰りして、事業を運営しないといけない。

たまに飲み会が多かったり、ホームパーティが重なったりで、家計簿がマイナスになるのと同じで、

支払が重なったりすると収支がマイナスになる。

マイナスになる場合、貯金から取り崩せればいいが、貯金がなくなると倒産することになる。

これは何としても避けないといけない。

 

お金がない会社の特徴


お金がない会社は目先のことに囚われていることが多い。

例えば、税金を少なくしたいがために余計な経費を払っていたり、その時々で出る利益に応じて経費を使ってしまったり。

計画性があまりないので、ふとした瞬間に、お金がないという状況に陥ってしまう。

また、卸売業や受注生産の製造業など、仕入れたものを売る業態では無駄な経費を使っていなくてもお金がない状況になりやすい。

いわゆる黒字倒産というやつで、仕入れの支払いが先行して、売り上げの入金が遅れるような業態でなりやすい。

黒字倒産の会社は、経理上は利益が出ているが、売掛金が手形になったりして、現金化するのが半年後とかになり、結局仕入れの支払いができなくなってしまう。

こういった会社では、資金繰りが事業を運営する中で生命線になる。

 

外面はどうでもいいので、生き延びるための資料を作成する


銀行へ提出するための事業計画や、役員へ提出するための予算など様々な資料が日々会社では作られている。

こういった資料が会社の役に立っている場合もあるかもしれないが、数字が盛られていたり、無理な目標が掲げられていたりで、なんの役にも立たないことが多い気がする。

会社が生き延びることを念頭に、資料を作成しないといけない。

資料を作成するにあたり、書籍やネットで調べたりするとエクセルのフォーマットなど見つけることができる。

また作成方法なども記入例と合わせて記載されている。

フォーマットへ記入例通りに入力すればいいのだが、イレギュラーなことがあったりして資料の作成が進まないことがある。

こういった場合どうしてもフォーマットに合わせがちだが、この際なので会社の方に合わせて資料を作るのがいいと思う。

 

資金繰りを予測する


資金繰りでは、将来のお金の必要額を見れるようにする必要がある。

なので、将来の売上を固定するのではなく、売上を変動させて、売り上げごとの資金の必要額を見れるようにした方がいい。

3か月後の資金繰りを見る場合、受注が10として必要資金は8、これが受注15になった場合、このくらいの資金が必要というように。

事業計画では売り上げは右肩上がりかもしれないが、実際の売り上げは上下するはずで、順調に伸びることは少ない。

このようにして資金繰りを予測することで、事前に融資を検討したり、受注を抑えたり、ずらしてもらったりすることが事業運営上可能になると思われる。

 

訳あって、PCをThinkpad X1carbonから、surfacebook2に買い替えた。

また使用感など書こうかなと思っている。

今後はLenovo製品は一切買わない。

先立つものは金?

卸売業や、小売業、飲食業、製造業と大抵の業種では、物を仕入れて売ることで成り立っている。

自ずと仕入れてから売ることになるため、先立つものは金ということになる。

仕入れたものが売れると、お金が増える。

増えたお金で仕入れて、また売る。うまくいくと売上が増えていく。

仕組みはシンプルだけど、業種によって勝手が違ってくる。

卸売業や製造業の場合は売上金が2ヶ月、3ヶ月先となることが多い。

小売業や飲食業の場合は仕入れたものが売れないリスクが高い。

 

資金のやりくりを先まで見る必要がある


卸売業の場合、売上があったけど、お金の入金が先で、その間に大きな取引を受注してその仕入れをしてしまい、支払いに苦慮するということがある。いわゆる黒字倒産ということにもなりかねない。

大きな注文は事業拡大のチャンスではあるが、資金のやりくりが曖昧だと、果たしてチャンスに乗るべきかどうすべきか判断できない。

安定的に事業を運営するためには、週単位、月単位、半年単位くらいでの資金のやりくりを見ておく必要がある。

 

どうやって資金繰りを見るか


通常、会社の利益は売上から仕入れや経費から差し引いて計算する。

ただこの場合、売上の実際の入金が数カ月先だったりして、利益=会社に今あるお金ではないため、

実際の入出金ベースで資金繰りを見ることになる。

 

銀行からも借りる


資金のやりくりで、入出金の予測がつくが、それだけだと大きな仕入れに対応することはできない。

まとまったお金が必要になる。まとまったお金は、会社が利益で蓄積するか、金融機関から調達するのが一般的だ。

あとは、出資を募るというのもあるが、上場会社でない場合は難しい。

創業間もない会社の場合は利益を貯めるどころではないので、金融機関から借りることになる。

事業計画と返済可能資金の試算、資金繰りなどを作って、金融機関からお金を借りる。

 

先立つものはお金ではなく、事業


事業があるからお金が生まれるのか、お金があるから事業が生まれるのかというジレンマがあるが、

お金持ちの人や会社でない場合は、事業ありきということになる思う。

最近のNECや東芝みたいにお金がお金があっても事業(と経営陣)がイマイチで、傾いてしまうこともある。

5年前の5月の写真。

当時31歳だった私はトレイルランニングに凝っていた。

このときは生駒山から交野の私市の方まで走っていった記憶がある。