超高速確定申告という記事を読んだ

夜寝れずにスマホを見ていたら、超高速☆確定申告という記事があった。

https://modul.jp/201803305404/

ネット関係の仕事をしている方が、3月15日、年に一回会計ソフトへログインして確定申告を済ませるということでどんなもんかと興味があり読んでしまった。

記事の内容をまとめると

・会計ソフトはfreeeを利用している

・銀行口座や仕事関係のカードを登録して同期している

・システムに行動を最適化している

・超高速の対象は仕入れがない業態向き

 

システム(会計ソフト)に行動を最適化するとは


freeeの場合、銀行口座経由の取引やクレジットカードは自動で取り込んで、ある程度取引を推測してくれる。

経費関係で現金払いなどは取り込みの対象外になるため、こういった支払いを極力減らしてクレジットカード払いにするとかそういう意味だと思う。

あとは、入金を売り上げと認識するが、個人口座から事業口座への移動も売り上げと認識する可能性があるので極力しないとか。

 

普通の事業者は毎日する方がいい


超高速ができるのは、仕入れがない業態のほか、源泉徴収が生じていないことや、白色申告であることも条件である気がする。

源泉徴収が生じていると、入金額は源泉徴収税額が差し引かれた後の金額のため、源泉徴収税額を把握する必要がある。

入金ベースで計算するだけだと源泉徴収税額を把握することはできず、超高速の足手まといになる。

これも入金ベースで計算するという前提だと、請求した分で未入金分を集計しておく必要があるが、入金ベースだと把握できない。

色々制約があったることや、自身の収支を年一回しか把握できないことなどを考えると、毎日経理をする方がいいかなと思った。

 

インフラを整えるのは大事


記事内のシステムに行動を最適化するという部分が面白いと思った。

freeeなどのネット型の会計ソフトの場合、ルールに沿って処理をすると、取引の推測などある程度正しい処理をしてくれる。

ルールから外れると途端におかしな処理になる。

システムに行動を最適化するということで、ルールに縛られるような感じで嫌な感じもするかもしれないが、結局は最適化することで、正しい処理になり、いらぬ作業も生じないということで、業務系の場合はルール作りやインフラの整備が大事だと思った。

 

超高速の対極にあるのがスリランカの電車。

新幹線だと2時間くらいのところが10時間くらいかかる。

何か楽しいことでも

梅雨の合間なのか、強い日差しでスキンヘッドの頭がひりひりする。

帽子が必要だ。

スーツや夏のシャツ姿に合う帽子を探している。

結構限られているような気がしていて、ハットかハンチングくらいしか思い浮かばない。

今日は朝から、PCの調子が悪かったり何となくモヤモヤすることがあったりして気分が沈んでいる。

PCはsurface book2というのを使っているが、昨日あたりから顔認証ができなくなり、Microsoftアカウントの認証もおかしな状態だった。

結局初期化して、いろいろと再インストールすることになった。

ちょっと前に比べれば、データなどはDropboxとかに保管しているので、データの移行に手間取ることはないが、税務ソフトや会計ソフトなどは一筋縄ではいかない。

私の場合、これらのデータもDropboxでバックアップを取っているので、データの移行はスムーズだが、ライセンスの認証がめんどくさい。

税務ソフトのJDLなんとか組曲というやつに至っては再インストールするのに再インストール料2,000円を取られる。

初期化して、同じパソコンに入れる場合も。

顔認証やアカウント認証については正常に戻ったものの、PCの初期不良っぽい感じもする。

surface book2はとても気に入っているが、初期不良とか不具合などどんな感じなんだろうか。

というわけで、朝から使い物にならなかったPCが復活した。

 

何か楽しいことでも


PCのトラブル自体は何となく対処できるが、朝から仕事ができないことが結構ストレスだった。

とりあえずMicrosoftのサポートに連絡して、結局解決せず初期化してで午前が終わってしまった。

ちょっと前からモヤモヤしていることもあったりして、気分が晴れない。

という言うわけで夏の予定でも考えることにした。

予定として考えているのは、自転車でキャンプ旅行くらい。

奈良の吉野の山あいの道を自転車で走ってみたい。

そのほか、行きたい場所としては長野県の白馬・大町と熊本、青森がある。

長野県の大町市は小学生時代を過ごした場所で、たまに思い出しては行きたくなる。

たぶん行っても眺めるだけ、空気を吸うだけだと思われるが。

熊本はちょっと前に阿蘇を自転車で走ったが、また走りたい。

近くに久住というところがあるらしく、この辺も興味がある。

青森は昨年初めて訪問し、その時が冬で真っ白だったので、緑の季節を見てみたい。

どれかに絞って一人旅の計画でも立ててみよう。

 

熊本には1週間くらい滞在したい。

写真は阿蘇のラピュタの道と言われているところ。

熊本地震でかなり被害があったと聞いている。

社内インフラの整備

社内インフラというとネットワーク系とか業務系とかいろいろあるようだ。

業務の基盤となるもので、ネットワーク系であればサーバーの構築や社内のインターネット環境、セキュリティも含まれるのだろうか。

業務系だと勤怠管理とか、経理業務、販売・仕入れ管理などがインフラに該当するのではないだろうか。

インフラはインフラストラクチャーの略とのことで、基盤や基本的施設といった意味らしい。

 

何気なく使っているけど重要


会社に入るとPCが用意されていて、メールアドレスも準備されていて、勤務時間の管理方法や、各種ソフトの利用方法などのレクチャーを受ける。

あとは会社を辞めない限りそのシステムを利用し続けることになる。

最初は使いにくいなと思っていたシステムやソフトも時間が経てば慣れてしまう。

使いにくさは慣れてしまうのだが、それによるストレスや時間のロスは確実にある。

読み込みに時間がかかっていたり、手続きに重複があったりすると1分、2分はすぐに過ぎてしまう。

たとえ1、2分であっても、待ち時間で集中力が低下したり、待ち時間があるがゆえに利用率が低下したりということも起こりうる。

 

社内インフラの整備、見直し


普段何気なく利用しているので、分からないかもしれないが社内インフラが古くなっている可能性はある。

ネットワーク系、経理業務、販売・調達管理、勤怠管理など。

設備投資というと建物や機械に目が行きがちだが、こういった社内インフラ系への投資のほうが重要だと思う。

会社の建物がボロボロでも、こういったインフラ系が充実していれば、会社の運営は結構何とかなる。

経理業務系で言うと、手書きの作業があったり、年代物のPCと経理ソフトなどが整備の対象になる。

こういった社内インフラを整備することで、業務の効率化はもちろん、操作するときのストレスの削減や、業務品質の向上などが見込まれる。

 

いいことばかりではないが


システムやソフトの更新はお金がかかることが多い。

数百万から数千万と、ちょっと躊躇する見積もりが出てくる可能性もある。

始めたら始めたで、作業の遅れなどで予算からはみ出ることも多い。

こういう場合、事前の調査や検討が浅い場合が多い。更新前には社内の状況を把握して、何が必要かを見極めたり、無料やそれに近いサービスでの代替え手段の検討などもすべきだと思う。

 

絡まっているだけかもしれないので、ほぐして整理することで解決することもある。

大学のセミナー

ホームページを少し変更した。

スリランカ色を少し薄めたりした。

個人的には満足している。

 

セミナーへ参加


大阪府立大学が開催してるセミナーへ参加してきた。

全6回の連続のセミナーで、テーマは持続可能な現代社会の創造に向けてとあり、説明として活力ある社会、ひと、まちとあった。

日ごろ、街づくりとか、地域の活性化、コミュニティーなどに薄っすらと関心を持っており、面白そうだったので応募した。

第一回を参加した感想としては、だいぶ想像と違った。

以下、想像と違った点と受講してよかった点。

 

想像と違った点

もっとディスカッションや、検討などがある動的なセミナーを想像していたが、完全に大学の授業の感じで、講師が教科書を読んでいた。

しかも、その講師自体はゲーム理論などが専門の教授らしく、今回話した財政学は全くの門外漢で、今回のセミナーに合わせて勉強して、資料などを切り貼りしたそうだ。

それを最後に説明されたのだが、それはちょっとなと思った。

 

受講して思ったこと


今回の話は日本の財政がどれだけピンチなのかという話だった。

国の年間予算のほぼ半分が国債で調達されていて、これがいわゆる国の借金と言われている。

国債は以前は金融機関が購入していたが、最近は日本銀行の購入のほうが多いそうだ。

ちなみに日本の国債の格付はA̠̠▲あたりらしく、結構信用度が低いらしい。

この辺の話を聞いて自分でも調べなおそうと思ったので、この点は受講してよかった。

 

財政改善案


社会保障費が高齢化と長寿化で増加しているなら、長寿化を抑制すべきだと思った。

無理な延命治療などは極力しないというのが本当はいいのかもしれない。

あとはGDPをあげるためには大学の数をもっと減らせばいいと思った。

そうすれば高校卒業から働く方が増えるし、海外の大学への入学率も増加するのではないだろうか。

ただ財政の改善には様々な問題の根本的な解決が必要で、ちょっとこれは一人の市民が考えても仕方ないことだなと思った。

極端な話、根本的な解決には革命が必要とかそういう話も出てきそうで、そうなると共産主義がどうのこうのという話に発展しそうだと思った。

以上、セミナーに参加して何だかんだであれこれ考えるいい機会になった。

 

ホームページのプロフィールの写真をひとまず自分で撮影しようといろいろ撮っていた。

どれも恥ずかしいのばかりで、これは何か偉そうにしている写真。

あとはニヤニヤしている写真や、ぎこちない笑顔の写真など、たぶん私はあまり表情のない人間なのだと思う。

仕事のスマホ

2カ月ほど前に2年ほど使っていたnexus6(Motorola)を落としてしまい、スマホを買い替えた。

nexus6Pや、pixelの海外版などを検討したが、キャリアの変更もしたかったので、変更時に割引を受けることができるHuaweiのnova lite 2というのにした。

(surface book2のフロントカメラで撮影。意外ときれい)

 

 

キャリアの変更


もともと格安シムと言われるやつを使っていた。

iijmioというところで、通信速度や料金等問題なかった。

ただ、格安シムの場合かけ放題というシステムがなく、iijでは10分以内であれば定額というサービスはあった。

お客さんに電話をするとたまに長電話になることがあり、ちょっと嫌だなと思っていたところocnで10分以内定額プラス、条件付きでかけ放題というのがあり、変更することにした。

条件というのはかけ放題ではあるが、月々で長電話をした先のうち、3者にかけ放題が適用されるという条件。

 

Huawei nova lite2


本体は割り引きなどを含めると10,000円くらいだった。

とても安いが、指紋認証に32GBのストレージと3GBのメモリがあるので、不自由はない。

ちなみにゲームはしない。

画面も2160×1080のFHDできれい。

ただ何となく挙動がおかしい時があり、Huaweiの独自ソフトウェアのEMUIがandroidと干渉しているのだと思う。

当初タップしても反応しなくなったり、スクロールが重くなったりすることが多発した。

これについてはおそらく、EMUIのバージョンアップで解消されたと思われる。

あとはフェイスブックのメッセンジャーアプリのメッセージ受信が不安定だったり、格安スマホの場合電話料金の割引が適用される番号を通常の番号の前に入力する必要があるが、その番号を自動で入れてくれるアプリがたまに起動しない時もある。

カメラはダブルレンズということだが、そこまでよくはない。

インスタグラムなど小さい画面で表示すればまあそこそこ見れるが、PCのディスプレイに映すと粗が目立つ。

以前のnexus6のスピーカーはステレオで、音がとてもよかったのだが、それに比べるとnova lite2はモノラルで普通な感じ。

結局音楽を聴くなら家のスピーカーやイヤホンで聞くので問題はない。

スペックもそこまで高くないが、OneNoteでメモを取ったり、Dropboxで資料を見たりできるので問題はない。

と、5年ほど前に発売されたnexus6の良さを再認識しているが、nova lite2も悪くない。

蜂が部屋に入ってきて気が気でない。ゴキブリではない。

相続や贈与で生じる税金

メルカリが上場したニュースが流れてきた。

時価総額7,000憶?らしい。

ネット系、システム系が新たなインフラ産業になった感じがある。

現実の世界だとインフラにも限度があるが、ネット系だと創り出すことができれば限度はない。

ただ、メルカリは個人的に好きではなく、ネット乞食の巣窟と思っている。

出品すれば値下げ交渉が次から次へと来るし、落札するとたまに拾ってきたんじゃないかというような品物が届く。

そういう意味では中古品の売買はセカンドストリートとかの実際の店舗のほうがまだいいかなと思う。

 

話は変わって


税務広報の3月号から5月号にフリーのCADソフトを使って、土地の不整形地補正をしようという特集があった。

先日それを思い出して、ソフトをダウンロードし、記事の通りサンプルで試してみた。

感想としてはとても楽しく、仕事にかなり使えそうだということだ。

不整形地の面積に、想定整形地の面積、間口距離などが定規を使わずとも簡単に算出できる。

個人的にはとても革新的だった。

jw_cadというソフトを使う。

 

評価業務


相続税や贈与税というのは聞いたことがあると思う。

相続や贈与する財産がお金だけであれば税金の計算も簡単だが、土地や建物、非上場株、上場株、海外の何かなどお金だけにおさまらない。

こういった財産については、評価をしたうえで税金の計算をする必要がある。

ただし評価とはいうものの、土地一つにしても真四角の土地というのは稀で、ちょっと台形になっていたり、角地で三角という土地もある。

こういった土地については先ほどの不整形地補正という補正をしたりする必要がある。

非上場株式は結構厄介で、会社が所有している財産についても評価をしなければならなかったりして、仮に10社分の非上場株式を所有している方が亡くなって相続税を計算する場合、結構膨大な評価業務が生じる。

個人的はこういった評価業務などの作業や、課税関係を調べたりして部屋に籠るのは好きな方なので、この辺の仕事を増やしていけたらと思っている。

 

スリランカの海。みんな服のまま入る。
スリランカでサーフィンできたらいいと思っている。

事業承継税制について思うこと

事業承継税制というのがある。

中小企業向けの税制で、中小企業の株式を現世代から後継者へあまり負担なく承継させることを目的として定められた。

2018年4月から特例法が設置され、その解説などが専門誌などに掲載されていて、よく目にする。

使いやすくなったとか、要件が緩和されたとか。

 

自分自身、使いたいかどうか


私がオーナーだとして、この税制を使うかどうか。

私自身は承継できてすっきりするかもしれない。

ただやはり問題がある。

・そもそも息子などが後継者になるのか、こちらは強制できない

・事業承継税制を使った場合、次世代以降もこの税制に囚われる

こういうことを考えると、オーナーだけの一存では決定できず、一族全体を巻き込んだ承継になってしまう。

なかなかすっきりしない制度ということで、いろいろ割り切らないと使おうという気にならない。

 

問題点について割り切って考える、備える


次世代以降もこの税制に囚われるということで、事業承継税制を利用して株式を承継して、その株式を売却等した場合は猶予されていた税額を支払う必要が出てくる。

事業承継税制を適用した時点で、この辺のことは割り切るしかないのかなと思う。

ただ適用時点で、こういったことが起こりうることを想定して、適用前に株価対策をする必要はあると思う。

 

準備期間にどれくらいとるか


後継者にはある程度目星がついているとして、事前準備に1年は必要だと思う。

株価対策に、承継のタイミング、要件の充足などについて十分に検討する必要がある。

対策実行から承継まででさらに1年程度だろうか。

 

やっぱりめんどくさそう


やはりこの制度の問題は、次世代以降も囚われるというところにあるので、株価対策をして株式の譲渡や贈与で税金を払ってでも承継を実施するというのが、

個人的には気分がすっきりするような気がする。

 

緑色のホイールのトラックを見つけた。

独立して2年ほど経過

2016年の4月に開業届を税務署へ提出した。

開業届を提出する2週間ほど前に独立を思い立ったと思う。

ちょっと振り返ろうと思う。

 

きっかけ


2015年の8月に勤めていたコンサルティング会社を退職した。

ちなみに退職の意思を伝えたのは2015年の1月。

後継が見つかるまでということで、1月以降働いていたが、いざ次の人が見つかるとその人への引継ぎなどで8月になった。

退職してふらふらと旅をして、旅の間、次はどうしようかと考えたりはあまりせず、税理士事務所で2,3年働いて独立かなと思っていた。

スリランカからのホームステイから帰ってきて、税理士事務所へ勤めるべくいくつか面接を受けたがパッとしなかった。(事務所が)

事務所側もいまいちなのが来たと思っていたかもしれない。

いいところがあるといいなと、転職エージェントに本格的に依頼しようと思っていたところで、叔父から独立したらええやんと言われ、結局その言葉に導かれて独立した。

ちなみに叔父からは叔父の会社をまずは顧問にさせてあげると言われたが、未だに進展はなく、たまにそろそろということで話を聞きに伺うものの、結局進展しない(笑)

 

事務所の方針


実はあまり定まっていない。

創業や開業の支援、事業承継、相続、クラウド会計の導入、組織再編など、仕事として好きかなと思いつつ当初は売りにしていた。

その後税務調査の対応などをしている中で、これも面白いなと思いつつちょっとお勧めのサービスということでプッシュした。

結局面白くない仕事は記帳代行くらいで、その他については何でも相談を受けて、こちらで対応できそうなら対応し、できなさそうなら他の税理士をご紹介するというスタンスでやっている。

ちなみに記帳代行とは、レシートや売り上げの記録を袋に入ったような状態で渡されて、確定申告などをする仕事のことをいう。

レシートを袋に入れたりするような方がそもそもあれななので、いざ仕事を受けてみると、値切られたり、作成した決算の経費水増しを強要されそうになったりするので、断るようにしている。

 

独立してよかったこと


合わない上司や、普通に働いていたら処理できない仕事に追われ、毎週末日曜日の夕方あたりから憂鬱になる毎日から離脱できたのはよかった。

あとは自由に生活できる。

カレー屋をしながら税理士事務所ができるし、平日が休みの方と自転車に乗りに行くこともできる。

独立前は、漠然とした不安や、責任などに対して不安を抱いていたが、いざ独立してみると、不安よりも楽しさが勝っているのか、不安で寝れなくなったりするようなこともない。

 

みんな独立すればいい


税理士に限らず、ちょっとでも自分でやってみようかなと思っている方はやってみればいいと最近は思う。

やってみればいいというのは無責任かもしれないが、やってみる価値はあると思う。

開業して、自己破産や倒産ということもあるかもしれないが、そこはまず開業前に周りの友人やご両親に相談したり、税理士へ資金繰りや事業計画を相談するのが良いと思う。

 

最近の悩み


個人事業となり国民年金となったが、将来の年金額の低さにびっくりしている。

国民健康保険も結構高く、しかも外国人の方が健康保険の使いまわしや医療費の踏み倒しをしているということで、年金や健康保険の制度にあきれている。

サラリーマン時代は見えなかったこの辺のお粗末さが独立すると見えてくる。

 

ちなみに開業した年の8月に、竜馬と顔はめしている妻と入籍をした。

株式は集約すべき? その②

前回、株式とは何かということと、論点となる非上場株式の問題点についてお伝えした。

非上場株式の問題点としては、相続が発生した際の評価額が驚く金額になることがあること、そんな金額にもかかわらず現金化が難しいこと、会社に関係のない親戚などが相続で株を取得する可能性があることなどをお伝えした。

 

非上場株式の問題を更に


もうずっと昔の話だが、会社は7名くらいの出資者が必要だったらしい。

現在は1名の出資者で会社を作ることができる。

7名の出資者=7名の株主ということで、その時代に会社を設立した方は株式が方々にばらけている可能性がある。

株主の中には、創業者の友達で、創業者に頼まれて株主になったという方も多く、株主である認識がないままお亡くなりになっていることもある。

また、先にも述べたように非上場株式は現金化が難しいにもかかわらず、高額になっている場合がある。

ある創業者は自身が所有する株式の相続税評価額に驚いて、その株式を息子や孫、親戚一同に分散させて自身の相続対策を行った。

確かにこれで、自分自身の相続税は低くなるのだが、分散した株式は時間が経つにつれて更に分散していく可能性があり、最終的に収拾がつかなくなることもある。

タイトルにある、株式は集約すべき?という問いに対しては、集約すべきという回答になる。

 

じゃあどうしたらいいか


株式の相続対策、承継対策を検討して、計画的に行動する必要がある。

もし、株式が分散している状態であればできる限り後継者などに集約させた方がいい。

集約も踏まえて対策を検討する。

 

対策もいろいろ


事業承継税制といって、国が整備したルールに基づく対策がある。

他には株価引き下げを実施しての贈与や譲渡、M&AやMBOなども最近は多い。

どれを実施する場合でも株式が散乱していると実施に支障が生じる可能性が上がる。

なお、事業承継税制は要件が厳しく、使いにくいと言われている。

そこで現行制度と並行して特例制度が整備され、2018年4月から利用可能になった。

ただやっぱりそもそものところが引っ掛かる。

そもそものところというのは、贈与又は相続による株式の承継を延々と継続しなければならない点だ。

特例制度では贈与税及び相続税が非上場株部分は全額免除となったが、特例自体の期限が10年なので、10年後以降は、特例利用者も現行制度に引き戻される可能性がある。

つまり、特例でひとまず贈与税など免除された方も、10年後以降にさらに次の世代に株式を承継する際には、発行済み株式の2/3を上限に、相続税額の80%という現行制度が適用される可能性があるということだ。

 

非上場株式はほっとくと大変なことになる


こういった、承継対策は現役のオーナーと会社の経営陣が集中して検討した方がいいと思う。

また定期的に株式の評価をしたり、現状で問題ないか確認した方がよい。

結構放っておきがち、見ない振りしがちだが、株式の分散が経営リスクになることなどを考えると決して他人事ではない。

 

昨年の今頃は本町でじゃがカレー食堂というカレー屋をやっていた。

写真はライオンラガーというスリランカのビール。

とてもおいしい。

株式は集約すべき? その①

株という言葉は一般的でも、実際それがどういうものなのかというのはあまり知られていないように思う。

株式に株券、上場株に非上場株、未公開株というように、何かいろいろあるように感じる。

 

まずは株って何?


会社を始めるときには会社へお金を入れる必要があるが、株はそのお金を入れた証のようなものだ。

これを株式と言ったり株券と言ったりする。株式や株券は実際に紙幣のように印刷されているものもあれば、電子マネーのように電子管理されているものもある。

会社はお金を銀行などから借りて集めることのほか、誰かにお金を入れてもらって、その代わりに株を発行することで集めることもできる。

会社にお金を入れてもらうことを出資や増資という。

このようにして発行される株であるが、巷に出回っているのはいわゆる上場株というのが多い。

株は売ったり買ったりすることができるが、そういった売り買いを取りまとめている取引所があり、この取引所に登録している株が上場株と呼ばれている。

一方取引所に登録されていない株は非上場株と呼ばれる。

この非上場株も売り買いすることができるが、取引所に登録されていないので、売っているのかどうかを知ることがほぼできない。

日本の場合、90何%かが非上場株の会社なので、かなりの数の株が非上場株であると推測することができる。

 

非上場株の問題点


非上場株は取引所に登録されていないので、気軽に売買することができない。

したがって、出資した人や増資した人がそのまま持っていることが多い。

なお、株は出資や増資により受け取ることができるが、受け取るといろいろな特典がある。

会社から出資へのお礼として配当金を受け取ったり、会社に対して意見を言うこともできる。

受け取るお金や意見の声の大きさは出資の額が大きければ大きくなる。

こういった特典は代々引き継ぐことができて、相続が発生すると、子や孫に引き継がれる。

引き継ぐことができるのはいいが、引き継ぐときには価値に応じて税金がかかる。

非上場株の場合の価値の計算方法は国税庁が定めていて、これに基づいて計算をするとびっくりするような高値になる場合がある。

これは会社の業績が良かったり、過去に儲かったりした場合に高値になることがおおいのだが、先にも述べた通り取引所に登録していないため、実際にそんな高値で誰かに売って儲けたりするというのは結構難しい。

したがって、高値ではあるけど現金化が難しく、相続の時の負担になったり、価値があると思い込んだご兄弟でもめてしまったりと厄介ごとの種になっている。

また、株を持っていると会社に対して意見を言うことができるが、何もわからない親戚が株を持ったことで意見を言うようになり、会社の経営が不安定になったりするということもある。

つづく

 

週末は自転車の予定。とても楽しみ。